【Description】
デザイナー Tochio
2019年、文化服装学院在学時にハンドニットに魅了され、独学でブランドをスタートする。
”その人らしさ、こうあるべきといった固定概念からの脱却と再構築”をコンセプトに本来、人間が持つ直感的かつ本能的な手作業によるニッティング技術を用いて纏う誰かの人生が豊かになるよう糸の一本一本に願いを込め編み上げ、それぞれ表情の違うプロダクトを編(生)み出している。現在は、文化服装学院を卒業後、様々なブランドからのオファーを受け、手編みによる製作を行っている。

『ニットガウンについて』
テーマ：Circles（サークル）
概要：この作品は重入れが深く個人での制作活動を始めた最初の１着になります。
中央の円は因果や宇宙を指し循環を表しています。
様々な人や物との出会いを振り返り最後は一つになり０へ帰っていく事をイメージし、円の下にはあみだくじのように幾重にも分岐した線が円に向かっていくことを表現し背面を構成しています。フロント非対称デザインは自身の中にある多様性を形におこし、歪で矛盾しているのに着用すると着心地の良いアンバランス感を得られるよう意識しました。

意匠糸
※意匠糸とは：織物に変わった外観や表面効果を与えようという意図で作られた飾糸で、素材や太さ、色などの異なる糸を2～3本撚り合わせたり、特殊な機械操作によって部分的に太い部分をつくったり、 ところどころに輪を作った糸を意匠糸という。

デザインポイント
○編み地は全て手作業でニッティング、糸処理を行っています。
○背面下部の編み地は手で編み込みをするマクラメレースという技法を用いており量産が困難で、コレクションブランドでさえコストの問題から用いる事は多くないです。
○かぎ針とハンドレースのみ用いているため既製品の使用は一切なし。
○編み地の配色については一つ一つ自分でサンプルを編みテクスチャーを製作。
○デザイン画、パターンの使用はなく編み立てをする中で即興で形は構築。
○制作期間３ヶ月*

MADE IN JAPAN

【Fabric】
Linen
synthetic fiber (化学繊維＝意匠糸）

【Color】
Grey

【Size】
Size Free

※Please ask　（こちらは店舗での試着をお勧めします）