Call / 3D Wide Trousers
¥57,200
SOLD OUT
【Description】
「PAINTING TO BE CONSTRUCTED IN YOUR HEAD」
1962年、オノ・ヨーコは「頭の中で組み立てる絵」の展覧会をしました。
それは、どのように絵を頭の中で組み立てるか、という指示(インストラクション)を白紙の真ん中に書いたものを壁に張っただけの画展でした。絵はその指示を読んだ人の頭の中で組み立てられた時点でしか存在しません。
幼少期の記憶を思い出す時、自分が体験したことが酷く遠くに感じることがあります。まるで他人の記憶を盗み見ている様な緊張感と不確かさ。自分の記憶が一般的な幼少期を代表する記憶とまざってしまっていることに気がつきました。自分の過去もまた、頭の中にしか存在しないのでしょうか。
このシーズンは、自分の記憶と一般的に想像される記憶を混在させたものを想起させ、想像力に問いかけるコレクションです。
ラスチックさを感じるワイドピッチのドビーストライプウールは、昔懐かしいカーテンやテーブルクロスを想起させ(他人の記憶)、ゴットランドシープのアストラカンクロスやブルガリアンウールのニット地は、古くから着古されたニットや古めかしいラグの様な油分の抜けた質感を感じさせます。学生服をほとんど着てこなかった自分にとっては想像物でしかない学ランを父のルーツでもあるバイカーブルゾンに落とし込み、製造業を営んでいた父にとっては冠婚葬祭でしか着用することがなく、朧げな記憶の中に存在する90年代のファザーズジャケット。酷く痩せていた中学時代にウエストを織り込んで着ていたトラウザーズ。正月、近くの畑で凧揚げをした朧げな記憶はパンツ、フーディーコートのフォルムに。
立体シルエットのワイドトラウザーズ。脇線、内股線を前後に跨ぐように配置し、立体のシルエットにしました。フロントに4つ、バックに2つのポケットを配置しています。生地にはヴィンテージのカーテンやテーブルクロスの様な繊細でラスチックさを感じさせるマテリアル。ダイア柄のドビー織と、ピッチの広いストライプを掛け合わせたSuper100'sのウールで表現しています。
Wide trousers with a three-dimensional silhouette. The side lines and inner thigh lines are placed across the front and back to create a three-dimensional silhouette. There are 4 pockets on the front and 2 pockets on the back. The fabric is delicate and has a rustic feel, like vintage curtains and tablecloths. It is expressed using Super100's wool, which is a combination of diamond pattern dobby weave and wide pitch stripes.
Made in JAPAN
【Fabric】
Wool 100%
【Color】
Beige
【Size】
Size 2
ウエスト/Waist/82cm
股上/Rise/31,5cm
股下/InSeamLength/76cm
ワタリ/Thickness of Thigh/35,5cm
裾幅/Sleeve Width/28cm