Copaono86から別注で面白いもの作ってもらいました。

大正時代まで遡ること約１００年前。実際日本で使われていた「銘仙」（めいせん）と言われる平織の絣シルク生地を使用。色味が鮮やかで大胆な色遣いや柄の奥行きのある生地は当時女性を中心に人気を集めていました。この絣はわざとズラして組み合わせることで色の境界線をぼやけさせるという手法が用いられ、着物の生地（正絹）と比べるとやや質は落ちるものの庶民に普及され、当時のカジュアル着に使う生地としては絶大な人気があり、シルク１００％ながら独特のざらつきのある質感、西洋文化が流入してた当時の影響を受けて斬新な模様や輪郭が特徴的です。

１枚の銘仙生地を大胆に使うのもカッコいいと思いましたが、もう一歩踏み込んでみたかったので、パッチワークにしてオーダー。両袖のみ大柄の生地を使いデザイン性を強く打ち出しました。これでもかと言うほど前も後ろもパッチワークに覆われています。

形としては最初の段階ではMA-1で作る予定でしたが、冬ならもう少し暖かい方がいいかと思い首周りを高く設定し、フードも採用。厚みのある中綿も入っており防寒対策が完璧なMA-1の進化バージョンになりました。

着用感はやや大きめに設定していますが、オーバーサイズほどはいきません。ショルダーの位置がやや外側で肩が落ちる感じ。

結構膨らみのあるシルエットになるので、インナーは薄着でも問題ないと思います。

このブルゾンに付けられて名前は「ピカソ」。

ピカソの絵の如く強烈に異彩を放っているアートピースな一着です。

HAVERSACKのつなぎの上に。それにしても派手なブルゾン（笑）

服好きな方に刺さると良いなと思っています。

早くも１２月８日。店内はレイアウトもクリスマス仕様にしています。