2023/03/05 01:16
M's braqueサファリジャケットとハーレムパンツ。
M's braqueでは定番な２品番ですが、毎度生地を変えるたび雰囲気が変わる。当たり前と言えば当たり前ですが、今回は今までよりバッチリ生地とアイテムの相性が良い気がします。
ーM's Braque Indigo Dyeing Safari Jacketー
Size M
￥83,600 (tax including)
Made in JAPAN
ーM's Braque Indigo Dyeing Harem pantsー
Size S ,M,L
￥63,800 (tax including)
Made in JAPAN
トップスのサファリジャケットは本来重厚感のあるアイテムなのに、軽やかに見える。
それもそのはず、フランスで見つけたデッドストックのヴィンテージリネンを使用。
生地は薄いのですが、とてもハリとコシがあります。
この独特な青いインディゴは奄美染め。
奄美と言えば世界３台織物と数えられる「大島紬」
その大島紬でも使用される奄美の染色技術は「泥染め」などが有名ですが、琉球藍を使用したインディゴ染めも素晴らしい。
空の様に、海の様に青く、様々な表情を見せてくれる藍染。
海外からは「ジャパンブルー」と呼ばれており、日本を象徴する色の１つと言えます。
そんな藍染製品ですが、実は９８％は化学合成された藍を使用して作られたものだそうで、残り２％で「天然藍」を使用して染められた製品となっています。
さらに天然藍の中でも７５％は東南アジアから中国にかけて自生するタデ科の植物から抽出するタデ藍。残り２５％が琉球藍を使用していると言われており、琉球藍は年々とても希少な存在となっています。
１つ１つ丁寧に手作業で染め上げる。大島紬を１つの核としながら、その高い技術や信頼が奄美大島の染物
しかし年々このジャンルの職人さんが減ってきている現状もあり、いつ途絶えてしまうかもしれない危機的な状況。１つの生地を作るのに費やす労力も計りしれません。
まるで命が吹き込まれた様な感覚と、自然の力のようなものを同時に感じる事ができるのは天然染色の醍醐味。
テーラリングに基づいた「洋服」に東洋の染色を入れる。
とてもエキゾチックな雰囲気を漂わせています。
西洋でも東洋でもなく無国籍。
襟や肩周りには薄く芯を入れ、肩にはエポーレットをがある。
「アンコン」とか、「軽く羽織れるシャツ感覚」とか、イージーなワードが飛び交う中、ちゃんとテーラリングを行うM’sbraqueの服。
デザイナー本人が８０年代のアルマーニに従事していたことや、フランスのビックメゾンからのオマージュも強く受けていることから「しっかりした」洋服が好きなのは間違いない。
僕の言うしっかりした洋服と言うのは、作り込みとデザインが並行しているということ。
ごまかしのない「かっこよさ」がこの服にはあります。
襟部分は空洞にしているため、ストールやネクタイを通すことができる仕様にしています。
裏地は背抜きになっており、両サイドにはポケットを完備しています。
続いて、ハーレムパンツ。その名からも想像できる通り、中東の民族衣装からその名前の由来がきています。
M's braqueを知ったきっかけがこのハーレムパンツだった方も多いのではないでしょうか。
僕も１０年くらい前にこのパンツを買ったことからM’sbraqueを知りました。
もも周りにかなりゆとりを持たせ、裾にかけて細くなる。
ゆったりとしたシルエットながら、丈は短め。
不思議なシルエットです。
裾にはダーツを入れ立体的に。
後ろは両両玉縁のポケットつき。
股下は深めな設計。
実際履いてみたらわかるのですが、サンダル、ブーツ、スニーカー、どんなジャンルの靴にも合うし、お洒落に見える。
これを履いてから素材違いでリピートして買い足してしまうと言う話も良く聞きます。
自分も２〜３本所有しているので、特に夏の季節はお世話になっています。
コロニアルなサファリジャケット
イスラム圏で履かれるハーレムパンツ
フランスのヴィンテージリネン
日本の職人による本藍染
多文化の要素が１着の服に凝縮されている。
まさに「エキゾチック」という言葉がぴったりな異国情緒溢れるセットアップ。
別にセットアップじゃなくても良いけど、セットアップにして着てみたくなる。
優雅なドレープの効いたパンツにコンパクトなフィット感のあるジャケット。
ジャケットなしで、Tシャツにハーレムパンツだけでも充分カッコいい。
176cmの自分で上下Mサイズ着用してます。
たまにはピリッとした感じでも。
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