2025/06/28 15:04
早いものでもう秋冬のアイテムが入荷してきました。2シーズン目となったKONNO。
KONNOには毎シーズンテーマを設けた「型破り」シリーズがあります。基本はベーシックな「紺ブレ」に合う服を出しているのが特徴的なのですが、その逆を行く「脱ベーシック」つまり型を破ることで脱構築的なスタイルを提案しています。
「ジェンダーや既成概念にとらわれない服づくり」をテーマに、今回ご紹介するフリルシャツも、その思想がまるごと詰まったようなアイテムになっています。
なのでまずは柔軟な気持ちでこのシャツに向き合ってください。
KONNO
弐式軽裳
型破り "Ruffle shirt"
¥53,000 +tax (¥58,300)
Size 2 ,Size 3

「えっ、フリル?ちょっと可愛すぎじゃない?」と思った方。その気持ち、すごくよく分かります。
一般的に「フリル」と聞くと、たいていの人が思い浮かべるのはロマンチックなスタイルじゃないでしょうか。
故に「いや〜自分には似合わないかな」と感じて、候補から外してしまう方も多いと思います。しかしKONNOのフリルシャツはそういう固定観念を軽々と飛び越えてくれます。
どういうことかというと、「可愛い」だけの一辺倒ではなく
クラシックなメンズウエアライクなニュアンスを感じるわけです。
このストライプ柄とか男性は身近に感じないでしょうか。
紳士服売り場にありそうな感じ。
確かにちょっと不思議な感じではあるんだけど、品がありどことなくかっこいい。ただクラシックに傾倒しているわけでもなく、レディースウエアより甘すぎもしない、絶妙なブレンド感。
ベーシックなPleated Front Shirtのデザインにフリルをあしらい、背中のギャザ一や、カフのギャザーを採用。
見てわかるくらい多めに使った生地の分量、実際にその目で見て頂くと服そのものの贅沢さを感じてくれるに違いありません。
ブランドのデフォルトである金ボタンとタブカラーは健在。
素材にはスーピマ綿を使用した120/2の高密度ポプリンを使用。通常の経糸の密度より高密度にすることでラグジュアリーな風合いを生んでいるのです。
シルエットはややオーバーサイズ寄り、体型を問わず着られるのが特徴。
たとえば、ベーシックなオックスフォードシャツを普段着ている方がいたとして。その代わりにKONNOのフリルシャツを着てみると、一気に玄人感を演出できる。不思議とサイジングバランスが良いおかげなのか、自然な脱力感とストリート感が出せる。このさじ加減がこのシャツの凄さだと思います。
女性モデル 168cm
Size 3着用
男性モデル身長176cm
Size 2着用
今回はあえてメンズとレディースの概念を逆転させ、女性モデルにはサイズ3の大きめサイズでメンズライクなクラシカルな装いを、男性モデルにサイズ2で現代的なストリート感とレディースライクな装いをイメージして着せてみました。
KONNOのシャツは「着こなそう」と思わなくてもいい。もちろん「着こなせる」方はどんどん色々なスタイリングに取り入れて欲しいですが、まずは1枚でサラッと羽織るだけでじゅうぶんサマになる。そんな「違和感」を楽しむアイテム。
何かスタイリングに物足りなさを感じたとき、その「余白」にスっとフリルを入れる。
周りに「それ、どこの?」と聞かれるくらい、自然に目を引くはずです。
ほんの少し、いつもと違う自分を試してみたくなった時。そんなときに、選択肢のひとつとしてKONNOのシャツを思い出してもらえたら嬉しいです。もしかしたら、自分でも気づいていなかった“似合う自分”に出会えるかもしれませんよ。