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2025/10/25 16:26


いよいよ1週間後に迫って来ました。今秋の最大のイベント

NOBNAGA paris

「信長事変」 

「第一章 / 世田谷の戦い」

今回NOBNAGA取り扱い店である「紡ぐ-洋品店」と「ARCD」の2店舗で協力し、それぞれの在庫とパリにあるアーカイブを併せ一挙にお披露目する会を開催します。

期間は10月31日ー11月3日まで。

場所は紡ぐさんの店舗で行います。総数123点のボリューミーなラインナップで見応えはかなりあると思います。


派手な刺繍、高級なミンクファー。

変わった形のサルエルパンツ。

要所に使われるヴィンテージボタン。

極端に張ったコンケープショルダーやシルクのハイネックシャツ。


西洋の豪華絢爛な生地から、質素で奥ゆかしい日本の生地までトータルで’’NOBNAGAらしい’’他では見た事ないアイテムばかり。


狂気な世界の中に共存する静粛な美しさ。まるで人の感情のような移り変わり。




僕らも「今日は派手な気分な服が着たいな」とか「今日はなんか地味なものが着たい」みたいなときもある。


きっと戦国武将のノブナガだってそんな日があったに違いない。


気分が上がらない日にあえてNOBNAGAの構築的なジャケットを着て気分をあげる。そんな日があったって良い。逆にきちんとキメたい日にパーカーとかスエットで程よく抜け感を演出するも良し。


ライススタイルに溶け込むことも、違和感出すことも、NOBNAGAのアイテム群は可能にしてくれます。


ファッションは己と他所との対話。どんな自分になりたいか、そしてどんな自分に見られたいか。(見られて行きたいか)


NOBNNAGAの服が誰かの琴線に触れたり、自分のコーディネートに可能性を引き出せてくれそうであればとても嬉しいです。



以下、僕の大好きなNOBNAGAのシーズンルックや、ブランドの説明になります。

長文になりますが、NOBNAGAの予習と思って見てください。笑




信長という名が示すのは、旧来の秩序を破り、新しい時代を切り拓いて行った精神。


服を纏うたびに、自分の内にある日本の感性が呼び覚まされ、伝統を懐かしむためと言うより、世界の中で「日本人であること」を新たに肯定する服になるかなと思います。




デザイナー松下氏は
「洋服ではなく「服」を作っている。今までの固定概念は無くして、誰もみたことない新しいジャンルの「服」を作りたい。」と言っていました。

m'sbraqueで「モード」と「クラシック」を知り尽くしたデザイナーは、新たなるコンセプトで「日本」と「西洋」をクロスオーバー。

特定な人物やカルチャー、時代様式などファッションとして共通している一定の価値観は止めて、自分だけの価値観の服を作りたい。その両極端な要素を’’松下流’’にハイブリッドさせて出来上がる唯一無二の服。

フランス・パリに拠点を移してから25年。ヨーロッパの景色や芸術感覚を養ったからこそ見出せる、東洋と西洋のエッセンス。そしてほのかに感じるエスプリ要素と格式高い色気。

時にそれは唯美主義的な「デカダンス」を彷彿させたりする。


葛飾北斎の’’諸国瀧廻り・木曽路ノ奥阿弥陀ヶ瀧を基に、方上記の一説を組み合わせたデザインで刺繍を施したコレクション。
リアルファー(ミンク・レッキス)とラムスキンで構成したNOBANAGA parisの初コレクション。ノブナガが使用していた家紋は7つあったと言われ、そのうちの1つの揚羽蝶(アゲハ蝶)の家紋は平氏の平清盛が使用していたもの。当時の実権を握っていた源氏の足利家に変わって天下統一するとの意味を込めて使用していたものと言われています。ノブナガが実際に着用していたとされる陣羽織''黒鳥毛揚羽蝶模様’’の背中にも蝶の模様。NOBNAGA parisのブランドロゴであるトリコロールカラーの蝶もノブナガの好んだ揚羽蝶に着想を得ています。

死毛 (ケンピ)

英国毛をベースに【ケンピ】をブレンドしたメルトン素材。ケンピとは染色性に劣り、粗剛で、糖ができず弾力性がない等の性質を持った羊毛(ケンピ毛)で、別名死毛とも呼ばれ、人間の髪で言う白髪に位置するような毛で銀白色に光る特徴があり、粗野な印象の中に重厚さを併せ持ちます。軍服のコート等でよく見られ、丈夫さと保湿性も兼ね備えている。

南部裂織


青森県の南部地方で江戸時代から伝わる伝統工芸品の南部裂織。

当時の北国では寒さのために貴重だった木綿は、使い古された後には裂いて糸を経糸にして織り込まれ、夜着やこたつ掛けとして再利用されていました。江戸時代に青森に運ばれるようになった木綿の多くは藍染めの古手木綿だったこと、また使い古した生地は合いが多様であったことにより、自然な他のグラデーションを持たせることに繋がりました。

裂識は、生地を裂きなから織るか生地を予め裂いておいて織るかの違いで織りあげるのに多少の時間は生じても、一日で1m織るのが限界という非常に時間と手間のかかる工法です。織物の設計から完成までは、10もの工程を経る必要があります。

また南部裂織の特徴である藍染の古布は今日では大変貴重な上、生地をまず解き、値落ちを防ぐために何度も洗い、干してアイロンをかけてから初めて裂くことができるため、織り始めるまでにも多くの手間と時間が必要になります。




芸道における「守破離」という言葉が示す通り。


守べき伝統と、それを破って応用させる力。そして離れて独自のスタイルをもつ。


きっと松下さんは遠いパリの地で「離」したからこそ、この感覚を養ったんだと思います。


普段日本で生活している僕らにはちょっと理解しづらい感覚も、もしかしたら世界を知っている日本人からしたら「こんな風に」見えるのかもしれない。


きっと近い将来、日本人が日本人としての「アイデンティティー」を再確認する時代が訪れると思います。


そんな時NOBNAGAを着ていて、外国人とかに「COOL」と言われたら何か誇らしい気持ちになりそう。


では、そんなわけで。


特にドレスコードも設けずに気楽にやりたいと思いますので、普段の格好でご来店していただけたらと思います。笑


ですがNOBNAGA持っているお客様は是非着てきてください!


僕の希望的観測を大いに上回っても、下回っても、このイベントに価値を感じる人たちの為に愉しんでもらえるイベントになったらと思います。


嵐田




ーNOBANAG parisー

2022年春夏シーズン、m'sbraqueデザイナー松下貴宏によって創立。''うつけ者’’と呼ばれた戦国大名、織田信長の’’スーパーフリー’’で独創的・革新的な振る舞いや装いにインスピレーションを得ながら、洋服でもない和服でもない’’現代の和洋背中''をテーマに掲げ、m'sbraqueで25年行ってきた伝統的な洋服作り(デザイン、パターン、縫製)とは異なるゼロからの服作りを目指す。既成概念や流行にとらわれることなく’’裸の目’’で良いものを見極め、新たな美意識を提案するべく、ギリギリのリアルクローズを創造する。





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