2026/01/24 23:35
初めて見たのはInstagram
その名も「Maison Noumu」(メゾンノウム)
最初に見た時から、映像だけで自分の心が稲妻に撃たれたような衝撃が走り、なんとしても、実物をこの目で見たい。という思いで、すぐに航空券を予約。
僕は北海道十勝・音更町までNoumuを訪ねることになったのでした。
しかし、現地の天気を見ながら、氷点下に怯える日々。
マイナス20度くらいの世界は未だかつて経験したことなかったので本当に大丈夫だろうか。
そんな不安もありつつ、僕の心には寒さを払拭するほど熱い想いがありました。

(24個の記号文字を時計の文字盤のように配置した。始点終点のないサークルが永続的な世界を表現し、唯一であって一回きりである生命のサイクルもまたアルファからオメガで表現した。そして中央にある黒点は万物に意味を与える混沌を表している。このロゴは無限の中に存在する限りあるひとつの生命の羅針盤であり、我々の存在が有限だからこそ意味のある存在であることを示している。)
1月13日
僕は十勝平野の広がる帯広空港に到着。
予想通り、東京とは違い体の芯から冷えるほど寒い。
夜になるともっと冷えるとの情報だったので、それに備え、完全防寒してきたので(コート2枚重ね+ニット2枚重ねの最強レイヤード)未だかつて体験したことのない寒さにある程度耐えられる様な格好をして2泊3日間の北海道旅行に臨んだのでした。
観光客感出しまくりな自分がちょっと恥ずかしかったですが、未体験ゾーンだから仕方ありません。備えあれば憂なし。
(結果、コート2枚はいらなかった)
空港にはNoumuのマネジメント会社の役員である志水さんが快く我々を迎えてくれ、Noumuのアトリエまで約1時間半程かけて白銀の世界を走行開始。
険しい雪道の中、周りは美しい白樺林と見渡す限りの白銀世界。
その壮大なパノラマは、まるで天国への通路を渡っているかのような非日常感を味わうことができました。
どんどん十勝平野の奥地へ進むにつれ、本当にこの先にNoumuのアトリエがあるのかな。
と思うくらい本当に何にもない。ひたすら真っ直ぐな道を走行していく。
志水さんも普段は東京で仕事をしているので、慣れない雪道の中をゆっくりと走行しながら運転に気を遣ってくれる。(めちゃくちゃ良い人) 徐行運転にアクセルをバランス良く踏みながら、我々はゆっくりとアトリエに向かっていくのでした。

長い時間をかけ、遂にアトリエに到着。
雪の積もった腰掛けソファーとテーブル。
敷地内にはお洒落なルミネーションライトが灯り、かつて馬小屋だった建物を改装し、アトリエ兼展示スペースを作り、隣にはこれまたセンスの良いカフェが併設。


ドアを開けると
そこはまるで別世界にワープしたかのような異空間が広がっていて、服がラックに綺麗に陳列。
北海道の十勝平野の奥地にいるのを忘れてしまうかの様な、洗練された空間でした。


手術台の様なテーブルにはNoumuを代表する「透明のレザー」を使った作品が鎮座されており
卓上から醸し出すオーラに圧倒されました。

天井から逆さまに飾られた鞄。

クラシカルな趣がありつつも、革の表情に唯一無二を感じるドクターバック。

この日に合わせてデザイナーが完成を間に合わせてくれた、新作のセットアップ。
宇宙服味を感じる、真っ白なレザーは医療用の特殊素材で引き裂くのに鉄の10倍の強度を持つらしい。

蝋で固めたニットは購入者が決まるまで、最終工程に移さない。最終形態はどうなるのか、ワクワクする。

透明のビニールに収まっている、財布や小物類の数々。さまざまな色や革の種類が並び、見ていてとても楽しい。

2年の歳月をかけてエージング加工をした、トレンチコート。

いよいよ次回は阿部氏と対面。
(その2に続く)
